言語・文化ネタがツボなイギリス人。
英語かぶれの記事を書いてから、どうも海外の思い出がよみがえったのでご紹介。
私、佐藤は写真と舞台の中毒者です。
好きすぎて大学卒業後1年ほどイギリスに留学していた程には。
身バレgkbrと思い海外とぼやかしてはいたが、数あるブログからこんなすみっこを
つつく物好きもいないだろうと思い直した。
さて。イギリスだったか。
イギリスでは1年間ウェストエンドに通い詰めていました。
週に1,2本は学生割引をこれでもかと行使して、色々な舞台を見に行きました。
学割使うと最前列の席でも£10~30位なんですよね。
楽しかったー。これでもかというくらい詰め込みまくった1年だったなぁ。
とにもかくにも。舞台を見ていく中で、イギリス人の笑いのツボが
言語や文化ネタにあることにふと気づきました。
例えばBook of Mormon.
モルモン教の宣教師たちの話だが、それぞれの配属先の国が発表されるシーンで
日本の事を「The Land of Soy sauce!」と言ってのける。
へー、そういうイメージなんだ。クスリと笑った私に対してドッカンと大うけ。
国立劇場主催の One Man Two Guvnors でもオーストラリアの事を
「オペラハウスとバーベキューしかない国」と特長(?)をとらえドッカーン!
4人の役者が100近い役をやってのける 39 Steps では
ドイツなまりや、スコットランドなまりで大爆笑。
スコットランドなまりだと”ハウス”を ”フーズ”って発音するので、
ロンドンから来た主人公と会話がかみあわなかったり
スコットランド人がロンドンの人の英語をバカにしたりとかありました。
自国が英語の起源であることが彼らの誇る文化のひとつ。
それだけ大事にしているし、それにこだわっている自分たちを自覚しているのでしょう。
だから、イギリスでの言語・文化ネタは強い。
ステレオタイプを良い笑いとして受け取れる聴衆の感度がとてもよかった。
スコットランド出身で、Dr.Whoのヒーローを務めたデイビッド・テナントと
その2期ヒロイン、コメディアンでもあるキャサリン・テイトのコントは
まさにイギリスの笑いのツボをがっつりおさえているのでおススメしておきます。